この記事を読んで少しだけ人生を変えるのに必要な時間は約 9 分です。
念願の駐在員になって、憧れの海外生活をスタート。
と浮かれているのもつかの間、駐在の任期はすぐに過ぎてしまうもの。
そんな中でも、しっかりビジネスを学んでスキルアップをして帰国できるかどうかは、実はあなたのその後を左右する重大な問題です。
今回は、そんな駐在員の皆さん向けに無理なく学んでスキルアップできる電子書籍での勉強についてご紹介します。
この記事を読むことで、駐在中にどうやって勉強するか戦略が見えてきます。
どうぞ最後までお付き合いください。
駐在員は電子書籍の読み放題サービスでスキルを磨くべし
海外駐在員の生活は、いっけん優雅に見えますね。なんだか急に成功者になったような、そんな勘違いをしてしまいそうです。
でも注意してください、また何年かあとには日本に帰り元の職場に戻ることは決まっているんです。
日本に戻った頃、もし赴任したときと比べてスキルが全く上がってなかったら?
実は駐在員で勉強もしないし結果も残さない人間は、その先でオワコン判定されても不思議ではありません。
でも日本と比べて多少なりとも不便を強いられる海外で、どうやってスキルアップするのか?
その方法の一つが読書、そして実践です。
なぜ駐在中は勉強するのにピッタリなのか
実は、駐在生活というのは勉強するのにピッタリの条件が揃っているのです。
詳しくは、関連記事「【タイ駐在必見】帰国後に見違える|赴任中に学ぶべきこと9選」 に書きましたが、なかでも大きな3つの理由は次の通りです。
- 学びの時間が十分取れる
- 学んだことを実践する場がある
- 帰国後の評価に直結する
学びの時間が十分に取れる
アジア圏で駐在員になると、ドライバー付きになるケースも多くあります。
通勤中は全くのフリータイム。この時間を活かさないわけには行きません。
実は出退勤の時間も、日本にいる頃より自由になります。
残業も、なぜが自然と減るから不思議なものです。
これにかまけて飲み歩く人も多いのですが、伸び盛りのあなたは勉強の時間ですよね。
学んだことを実践する場がある
駐在員は、日本にいた頃より1つか2つ職位が上がるのが通常です。つまり部下持ちになって、自分の裁量であれこれ決めて実行することができるのです。
日本にいたらなかなか試せなかったことも、あしたからサクッと始めてみることができます。
うまく行かなかったら、方向転換するも撤退するも自由です。
どんどんためして、自分のスキルにしてしまいましょう。
帰国後の評価に直結する
これは勉強する条件があっているというものではなく、やらざるを得ない理由です。
職位が上がりチャレンジの機会も得て、もし業績も残せずスキルアップもできなかったとなれば、もう帰国したろころでオワコンです。
まさに勝負の舞台に乗っているということを、つよく意識しておくべきでしょう。
駐在員こそ電子書籍で学ぶメリットを最大限活かせる
でも海外でスクールやセミナーなんかに参加するのは、日本にいるのと比べ物にならないくらい敷居が高いです。
では駐在員は、どうやって勉強するのが良いのでしょうか?
それは読書、それも電子書籍の読書がもっとも効率が良い手段です。
具体的に見てみましょう。
海外で日本の書籍は入手が難しい、高い
地域によりますが、日本語の紙の書籍を買うことは不可能ではありません。
でも高い。わたしの住むタイの場合だと、日本円の定価と比べて1.5倍以上違います。
一方で電子書籍ならほとんどの場合、紙の本の定価より1割程度は安く設定されています。
さらに、当然ですが配達を待つ必要などありません。
”鉄は熱いうちに打て”です、学びたい熱が高いうちに学習を始められます。
最新の情報がタイムリーに手に入る
電子書籍のいいところは、まだ日本語になっていない書籍なんかも簡単に手に入ることです。
海外では話題になっているキーワードで、日本の書籍がない場合でも海外版ではオジリナルのほかにその解説本まで出ていることがよくあります。
もうひとつ電子書籍のよいところは、改訂が早いということです。
初版が古いものでも、改訂版によって最近の事例が記載されていることも多いです。一度購入したものは、改訂版が出ていれば無料でダウンロードできますのでお買い得感もあります。
ベストセラーも定番本も入手できる
電子書籍は、もちろん新刊ばかりではありません。例えば自己啓発、ビジネス書の定番「7つの習慣」、「人を動かす」や「ザ・ゴール」なんかもラインナップされています。
もちろん、プログラミングから哲学までジャンルも幅広いので読書での学習が目的ならテキスト選びに不自由することはないでしょう。
リアルの書店で探し回って買うより効率よく目的の内容にたどり着けますから、特に海外在住者にとっては圧倒的に時間の節約になります。
移動中もいつでも勉強タイム
電子書籍は、専用端末でもパソンコンやスマホ、タブレットでも読むことができます。事前にダウンロードしておけばすぐに読み出すことができます。
ドライバー付きで通勤するなら、移動中手持ち無沙汰になりますから絶好の勉強の時間ですよね。
それに、海外では日本と比べて通信料が非常に安いので、出先でも気になる電子書籍があったらその場で購入、ダウンロードというのも苦になりません。
電子書籍をたくさん買っても場所には困りませんが、”積読”が溜まってくるとストレスになるもの。
そんなときは、関連記事:【裏技】積読がみるみる解消する超簡単読書術をご参考に積読解消してみてはどうでしょうか。
引越しの荷物を減らせる
駐在員は、いずれは日本に帰る前提で現地にいます。海外の広い家では問題なかった荷物が、日本の家に入らないという問題はよく聞きます。
読書好きの引越しで、一番の問題は本の処理です。紙の本は、まとまってみるとかなり重いし場所も取ります。
その点、電子書籍ならスペース不要ですから問題になりません。
とこのようにお気付きの通り、電子書籍なら海外暮らしにとっての読書についての不都合をほぼ解決してくれます。
読書では固め打ち読みが有効
読書での勉強には、独特のやり方があります。その一つが、”固め打ち”です。
試験勉強と違って定番の参考書があるようなテーマではない場合は、全体が見えないので迷走したり知識が偏ったりします。
そんなテーマを効率よく学習するために、一つのテーマの本を複数まとめて読む”固め打ち”がおすすめなのです。
固め打ちの読書には次のようなメリットがあります
ポイント
- 重要な知識は繰り返し現れるので自然と注目できて頭に入る
- 基礎になる知識を得た後は、読み込みが早くなるため時間効率が良くなる
- 同じテーマで著者や切り口を変えることでより多面的に理解できる
そんな固め打ち読書をやるには、当然たくさんの本を買うことになります。
そうなってくると、上記のように電子書籍サービスのメリットの本領発揮です。
電子書籍サービス一覧
いま日本語のビジネス書が読める主なサービスは以下のようなものがあります。これらは、海外からでも利用可能です。
ブック放題
ソフトバンクが展開している、読み放題サービスです。
エンタメ系が多めですが、雑誌にはビジネス系の雑誌もラインナップされています。
月額 | 550円(税込み) |
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登録数 | マンガ3万冊以上、雑誌350冊以上(バックナンバーあり) |
毎月読める数 | 読み放題 |
特徴 | マンガ、雑誌を中心に読み放題を展開 |
flier
主にビジネス書を中心に、10分程度で読める要約にまとめているサービスです。
忙しいビジネスパーソンがスキマ時間を活用したて、知識と教養を身に着けることができます。
月額 |
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登録数 | 2,400冊以上 |
毎月読める数 |
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特徴 |
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いまならゴールドプラン10%OFF 1冊10分で読みまくろう flier【フライヤー】
Kindle unlimited
Amazonが展開する電子書籍、Kindleの読み放題サービスサービスです。
Kindle本のうち10万冊が読み放題サービスとして提供されています。
ベストセラー本もラインナップされており、学習用には最適のサービスです。
月額 | 980円(税込み) |
---|---|
登録数 | 10万冊以上 |
毎月読める数 | 読み放題 同時に読めるのは10冊まで |
特徴 |
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Kindle unlimitedで読みたい本を探す
dマガジン
ドコモが展開する、雑誌の読み放題サービス。
他のサービスに比べ、安価な設定になっています。
ビジネス雑誌のラインナップもあるため、トレンド情報の収集には有益です。
月額 | 440円(税込み) |
---|---|
登録数 | 雑誌500冊以上(バックナンバーあり) |
毎月読める数 | 読み放題 |
特徴 |
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Kindle unlimitedは読み放題でスキルアップに最適
たまにはエンタメ系もよいのですが、あまりに充実しているとかえって勉強の妨げになるなら本末転倒ですね。
スキルアップのためと割り切るなら最新情報のサーベイにはflier、学習という面では情報量多さと深さからKinldeが圧倒的おすすめです。
上記の通りジャンル、冊数、コストを比較するとスキルアップにおすすめの電子書籍サービスはKindle一択と言っていでしょう。
さらにKindle Unlimitedは、定額の読み放題サービスですから固め打ちにはぴったりです。
まとめ
海外駐在での勉強には、読書とくに電子書籍での勉強がとても効率的というお話でした。
私自身、海外駐在員として仕事をしながら日々勉強を重ねています。
駐在期間は、案外短いものです。仕事もプライベートも、将来のための勉強も、貴重な駐在期間中だからこそできることを重点的にこなしましょう。
特に駐在員が勉強するべきジャンルについては、【タイ駐在必見】帰国後に見違える|赴任中に学ぶべきこと9選 に詳しく書きましたので参考になればうれしいです。
みなさんの駐在ライフが、より充実したものになりますように。