この記事を読んで少しだけ人生を変えるのに必要な時間は約 7 分です。
収入を上げるためには、仕事で評価を上げるゲームをノーミスでクリアしなければならないんでしょうか?
わたしは、クビになってもおかしくないほどヤバい仕事の失敗をしたことがあります。
その体験は【仕事で大失敗】もうだめかと落ち込んでいるあなたへ クビになりかけた私が立ち直った方法【経験談】に書いていますのでよかったら。
それでもいまでは、同じ会社で年収1000万を超えるまでになっています。
とはいえ何もわたしが特別な才能があった、というわけではないんです。
むしろクビになりかけたわけですから、さして優秀ではないはずです。
そんなわたしがなんとかクビにならずに済んだあと、年収1000万になるまでに何をやってきたのかを恥ずかしながら公開します。
自分で言うのもなんですが、さして優秀でもないドジなサラリーマンが、仕事で認められ年収を上げていった足跡をたどります。
いま成果が出せずに悩んでいる、同期のあいだで出世が遅れていると感じているなら、最後まで読んでいただけると今の仕事で年収を上げていくヒントが得られます。
仕事でクビになりかけた僕が年収1000万になるまでにやったこと7選
年収を上げた、つまりは昇進したということなんです。
早速ですがその過程を振り返ってみると、ポイントは次の7つだったと分析しています。
- 自分からリスクを取る仕事をする
- 2つ上の上司には頻繁に報告
- スネの傷は隠さない
- 仕事の主導権を握る
- 部下、後輩の成長を手伝う
- その道のプロにはどんどん話を聞く
- アイデアはどんどん話す
一つずつ説明していきます。
だれもがやりたがらない仕事をやれ!
だれだって勝ち目のなさそうな仕事には、手を付けたくないもの。
実はそういう仕事こそ、進んで手を挙げる。チャレンジしろということです。
”自分からリスクを取る仕事をする”ひとを、周りは応援してくれます。
何より上司は、難しい仕事を任せていることは重々わかっています。
すまないなという思いと、彼ならやってくれるかもしれないという期待の2つの思いがあります。
そうわかったら、もうやるしかないでしょう。失敗したってたかが知れています。逆に成功したときには、しっかりとご褒美にありつけます。
決定権のある人には早めに情報をいれる
これは、上司にこびろと言っているのではありません。
仕事をスムーズに運ぶために大切なのは、決定権のある人の意見をはやめに吸い上げておくことです。大抵は、2ランクほど上の上司というのが決定権を持っている場合が多いです。部長や本部長クラスですね。
相手のタイプ次第ではありますが、わたしの場合は立派なパワポなんて使わずにどんどん情報を入れるやり方がハマりました。
骨子だけを書き出したメモや生データをまとめただけのグラフなんかだけを持って「5分ください」とデスクまでお仕掛けていました。
偉い人というのは、とにかく席に座ってません。きっちりまとめて報告なんて考えていたら、1時間のミーティングに1ヶ月待ちなんてのも珍しくないはず。そんなの待ってられません。
昼休みでも、会議の合間でも10分くらいの隙間があったらとりあえずアポを入れて、帰りを待つんです。
席に戻ってきて、すぐに出かける様子がなかったら「部長、すみません5分ください」です。またかって顔をされますが気にしません。会議に同席するチャンスがあったら、自席にもどる道すがら話してしまうってこともありました。エレベーターピッチってやつですね。
コミュニケーション不足からの手戻りを防ぐためにも、2つ上の上司にはどんどん情報を入れてフィードバックをもらいましょう。
自分の失敗はネタになる
自分の失敗談を話すのは、恥ずかしいやら心苦しいやらあまりいい気分ではないですよね。
わたしもトラブルの渦中にいるときは、一刻も早く忘れたいと思っていました。
だけど失敗から復活したわたしは、いつのまにかその類の失敗のプロになっていました。
失敗事案の体験談や知見は、聞く人に対して説得力があるものです。それに、失敗談はキャラを作ることに役立ちます。
もし心の傷が癒えてないなら無理することはないです。
ですが心で折り合いがついているなら「あの事件の原因を作ったのわたしなんです」ってぜひ笑い話にでもして、人に話すほうが良いでしょう。
それから失敗した人間の強さは、謝罪することに対する抵抗の低さです。
謝罪することが、なにより解決への早道だと知っているんです。
自分の失敗でも、部下や後輩、たとえ前任者の失敗でもとりあえず引き受けて謝る。
それから再スタートできれば、失敗はむしろ評価される結果に繋がります。
いつでもリーダー役を
仕事の主導権といえば大げさに聞こえますけど、要はどの仕事にも主体性を持って取り組むということですね。
自分の担当業務はもとより、他の人のサポート役でも待ちのスタンスではなくむしろ自分がリードするつもりで臨むのです。
具体的にはこういうことです。
- 上司に対しても変な遠慮はせず、自分の意見はしっかり述べたうえで議論する
- 招かれた会議の場でも、すすんでホワイトボードの前に立ってまとめを書いたり必ず何か意見を発言して会議が有益になるようにする
- 部下や後輩、前任者など誰かの代わりに謝る
要するに上記のような行動を取るほうが、問題解決が早いんですね。
自分もそうやって育てられたでしょ!部下後輩の面倒を見る
中堅と言われるような年代になってきたら、自分の仕事だけでなく後輩の面倒はしっかり見ましょう。
後輩くんをよく見れば、あなたにしてみればとってもつまんないことで悩んでいたりします。
そんなときはそっと、「それでいいぞ」と後輩の仕事を認めてあげてください。自身をつけさせていあげてください。
仕事のやり方に迷っているようだったら、あなたがやっている仕事のフォーマットを書き起こしてわたしてあげてもいいでしょう。
大事なのは決して、後輩の仕事を代わりにやってはいけないということです。少々失敗しても大丈夫なことは、あなたがよく知っている通りです。後輩の成長のチャンスを奪ってしまわないようにしましょう。
「魚を与えるな、魚の釣り方を教えよ。」のスタンスです。
下手の考え休むに似たり
評価が上がっているときは、仕事の範囲も少しずつ広がっていきます。
ときには、自分の知識や経験だけでは到底太刀打ちできないような課題にぶつかることもあります。
自分で解決できない問題を、いつまでも抱えていても時間ばかり失ってしまいますしやる気も失せますね。
そんなときは、プロに任せるんです。社内でも社外でも解決案を持っていそうな人に、じゃんじゃん相談するが勝ちです。
自分のアイデアなんてくれてやる
人間って、自分自身の評価が異常に高いんです。そんな自分の考えたアイデアだって、とっても貴重だと思いこんでしまうものです。
でも大抵の場合、思いつきのアイデアなんて誰かが以前に考えているものです。
もし抱え込んで手柄を独り占めしようとしても、そのアイデアはきっと実現しません。
あなたがアイデアを考えるのにとても長けているのなら、そのアイデアをどんどん人に話すべきです。
部署内や同じプロジェクトのメンバーなんかの社内に限らず、取引先の営業さんにだって企業秘密に書かわなない範囲ならどんどん話すべきです。
そうやってアイデアを放出してくれるあなたの周りには、新しいアイデアが自然と集まってくるものです。
そしてそのうち本当に革新的なアイデアが、その中から生まれてくるものです。
まとめ
ポイントをもう一度
- 自分からリスクを取る仕事をする
- 2つ上の上司には頻繁に報告
- スネの傷は隠さない
- 仕事の主導権を握る
- 部下、後輩の成長を手伝う
- その道のプロにはどんどん話を聞く
- アイデアはどんどん話す
一度大きな失敗した人間は、失敗を恐れてとっても保守的になってしまうこともあります。
逆に妙なプライドが抜け、あるがままに自分や周りを見渡せることは強みにできます。
幸いわたしは、後者の性格が強く現れたおかげで失敗をして以降の評価はまさにうなぎのぼりでした。
失敗は本当に嫌なもんです。でも、失敗を乗り越えた先には強くたくましくなれたあなたがいます。
いま振り返ると、あの失敗があったからこそ今があると思えるほどになりました。
みなさんも、是非7つのポイントを意識した行動をとってみましょう。
きっと背中がむずがゆいほど、上司の評価があがるはずです。