この記事を読んで少しだけ人生を変えるのに必要な時間は約 7 分です。
成長の近道は自分の強みを知ること
自分にあっている仕事ってなんだろう。チームにどうやって貢献したらいいんだろう。ひとの役に立つ人材になるにはどうしたら良いのだろう。
仕事の環境が変わったりして先のことを考えたり、自分の成長戦略を考えようというときってありますよね。
いったい自分は何が優れていて、何を鍛えたらいいのか迷いませんか。
そういうときは、自分の「強み」を知ることが大切です。
自分にも強みってあるのかな?
そんな、強みって言ってもわたしに強みなんてないんじゃないかと心配していませんか?
大丈夫、どんな人でも自分のかなで相対的に優れている性質が必ずあります。どんな人にでもです。
その性質を知れば、仕事での立ち居振る舞いや成長の方向性が明確に見えてくるはずです。
強み診断ツールのご紹介
この記事では、自分の強みを知る方法の一つ「ストレングス・ファインダー®」についてご紹介します。
この記事を読むことで、強みを知るとはどういうことか。
ストレングス・ファインダーの活用方法について理解することができます。
この記事の要約
- 強みを知ると成長の方向性がわかる
- ストレングス・ファインダー®の受け方
- 診断結果から成長、ポテンシャルの最大化、注意すべき盲点がわかる
- その他、無料でできる診断の紹介
弱みを克服するより強みを活かす
社会人になり、仕事や家庭が忙しいなかで自分を成長させるために費やせる時間は限られます
あなたなら、成長のためにどんなことに時間を費やしますか?
自分にできないことをなくす?自分の苦手に時間を費やしますか?
強みを管理する
結論、自分の強みに時間を使うべきです。
私達がまだ子供の頃、あらゆる可能性の芽を摘まないよう苦手の克服を親からは言いつけられましたね。
ですが大人になった今、それはやるべきではありません。
私達は、自分の得意や強みを意識してそれを高めるべきです。一方で、苦手とするものはビジネスパートナーや同僚にその補助を求めるべきなのです。
つまり、互いが自分の強みを理解し相互扶助するということです。
ストレングス・ファインダー®ってなに?
さて、そんな強みを知るツールとして有名なのが米ギャラップ社が提供する診断テスト「ストレングス・ファインダー®」です。
テストと言っても、Webやアプリで簡単な質問に直感的に答えるだけです。
診断の結果あなたの強みは、34の要素に分けてランク付けされます。
あなたを構成する34の強み
ストレングス・ファインダー®では、強みを4つの領域に分類し、さらに領域ごとに8つの要素に分類されます。
合計34の強みの要素のうち、あなたの天性の強みとはなにかを明らかにします。
34の強みとは
思考力の領域
- 分析思考
- 原点思考
- 未来志向
- 着想
- 収集心
- 内省
- 学習欲
- 戦略性
人間関係の領域
- 適応性
- 運命思考
- 成長促進
- 共感性
- 調和性
- 包含
- 個別化
- ポジティブ
- 親密性
影響力の領域
- 活発性
- 指令性
- コミュニケーション
- 競争性
- 最上志向
- 自己確信
- 自我
- 社交性
実行力の領域
- 達成欲
- アレンジ
- 信念
- 公平性
- 慎重さ
- 規律性
- 目標志向
- 責任感
- 回復志向
この要素のうちあなたの強み上位の要素は何か?そして要素から、どの領域があなたにとっての強みか?を知ることができます。
ストレングス・ファインダー®の活かし方
テストが終わるとPDFの診断書を受け取ることができます。
受け取った診断書にはあなたの強みごとに詳細な解説とアドバイスが書かれています。
ますはじっくりと読み込むことをおすすめします。
成長するためのアドバイス
レポートにはあなたが成長するためのポイント、ポテンシャルを最大化する行動や盲点と注意点と言ったことが具体的に書かれています。
この診断結果でたいへん助かることは、あなたの強みからくる盲点に注意するようアドバイスがもらえることです。
あなたにとって、あなたの強みは全く当たり前すぎて意識すらしていないことも多いはず。
そんな強みのために、周りの人々にとって突飛に見えたりついていきづらく感じることもあるはずです。
そのようなポイントを「盲点」として教えてくれます。チームの一員として強みを活かそうと考えるなら、大変有益なアドバイスとなります。
弱みを補える相手を探す
自分の成長について考える以外にもう一つ、強みを知ることの効果があります。
それは、自分の弱みを知ることができること。これは、その弱みを鍛えると言うことではありません。
むしろ自分の弱みはそのままに認めて、だれか補ってもらえる相手を探すヒントになるということです。
例えばある人は思考領域が強く、一方で実行力が相対的に弱いとします。
そうしたら、実行力を強みにもつ相方を探すのです。
大経営者の事例にも多いですね、本田宗一郎と藤沢武夫、盛田昭夫と井深大。
彼らは自分の強みと弱みの凹凸を補い合って高みに至った良い例ですね。
ストレングス・ファインダー®の受け方
いまストレングス・ファインダー®のテストを受診するには以下の3つの方法があります。
書籍のアクセスコードを使う
ストレングス・ファインダー®関連の書籍として以下の2タイトルが出ています。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
トム・ラス (著), 古屋博子 (翻訳) 日本経済新聞出版社
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう
トム・ラス (著), バリー・コンチー (著), 田口 俊樹 (翻訳), 加藤 万里子 (翻訳) 日本経済新聞出版社
ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう
いずれの書籍にも、ストレングス・ファインダー®のアクセスコードが付属していますのそれを使ってサイトから受診できます。
注意:付属るアクセスコードは1度のみ使用可能ですので、受診を希望する方なら古本は避けたほうが良いです。
ギャラップ社の公式サイトから購入する
テストを開発しているギャラップ社の公式サイトから、アクセスコードを購入することができます。
その際、上位の資質5つのみの診断を得るものと34のすべての診断を得るものの2種類があります。用途に合わせて、検討すると良いでしょう。
アプリから受診する
ギャラップ社が提供するスマホアプリCliftonStrengths™からも受診することができます。
アプリ自体は無料ですが、受診には別途決済が必要です。
ストレングス・ファインダー®を受けてみた
わたしは、公式サイトからアクセスコードを購入して受診しました。
かんたんな質問に答え、サインアップしたらクレジットカードで購入できます。
テストは全ての質問が同じ形式で、ぴったり当てはまる、当てはまる、どちらでもないを選択する方式です。
全部で177の質問があり、すべて答えるのにおよそ30分程度です。
1問ごとに時間制限がありますので、直感的にどんどん答えていきます。
テスト結果
テスト結果はすぐにダウンロードすることができます。
私は34の資質をすべて診断してもらうコースを受診しましたので、25ページに渡るなかなかのボリュームとなりました。
ちなみにわたしのTOP5の資質は着想、内省、回復思考、個別化、分析思考でした。
私はずいぶんまえに書籍で受診したのですが、今回改めて公式サイトから受診しました。
34の資質を診断するコースは価格が49$となかなか値が張りますが、診断の他にも電子書籍やeラーニングなんかも付属しており費用対効果は十分ありです。
無料の強み診断もある
強み診断が有益だということはよくわかったけど、有料の診断にはまだ抵抗がなあという方。
他社のサービスですが、無料の強み診断ツールもあります。
VIA-IS
こちらは米VIA研究所が提供しているツールで、心理学をベースにしているものです。
まずは、こちらから試してみるのも良いでしょう。
関連記事:【無料】自分の強みを知って人生を楽しくする【ツール紹介】
まとめ
ストレングス・ファインダー®は、占いの類いではありません。
あたってる、あたってないで一喜一憂しても意味がありません。
自分の強みを知り、その副作用も知って具体的に自分の行動を変えるためのものです。
行動しましょう。
そして、強みを生かした成長を遂げてください。