この記事を読んで少しだけ人生を変えるのに必要な時間は約 6 分です。
人は選択肢が多いと決められない
ひとは毎日選択肢を繰り返して生きていますよね。今この瞬間は、過去の選択の結果です。
そんなに壮大なことを言わなくとも、朝起きれば朝食に何を食べるか、どの服を着て行こうか、いつもの電車が遅れていたらどの経路で出社するか、この仕事とあの仕事どっちから片付けようか・・・。もうキリがありません。
これだけ決めることが多い現代人にとって、どんどん決めていける能力は成功者の必須スキルの一つかもしれません。
一方で、どんな小さなこともなかなか決められない方がいらっしゃいますね。時間のないお昼休みにいつもの定食にしょうか手っ取り早くファストフードにするか、この前見つけて気になってるカフェに行ってみようか、でもちょっと遠いし、ウジウジウジウジと。
周りにいる方にすれば、お昼に何を食べるかくらいさっさと決めてよとイライラとなってしまいますね。
現在は本当に選択肢の多い幸せな時代ですが、その分迷いも多くなります。
人間は選択肢が多いほどに、決断ができにくくなる特徴があります。
昼ご飯くらいならまだどうにかなりますが、人生の選択肢を決められないままというのは大いに問題ですね。
これから紹介するシンプルな方法は、そんな決められない癖を断ち切ることができます。是非実践して、あなたもあなたの周りの人も決められる人になってください。
最悪の結果を予測してみる
迷っているひとは、どの選択肢が最もよい結果となるか自信がないから決められないのです。要するに、失敗したくない損をしたくないと思っているわけです。逆説的に聞こえるかもしれませんが選択の結果で最も良い結果を得たいなら、それぞれの選択肢が最悪の場合どんな結果になるかを考えることです。非常にシンプルですね
例えば先ほどの昼ご飯のケースで考えてみましょう。
あなたは会社の昼休みお昼ご飯に出かけます。その日は、午後に大事な来客があるとします。
選択肢は
・いつもの定食屋、味も値段も分かっていますし会社からも近い。ただし最近すこし飽きてきた
・ファストフード、味気ないが安いしテイクアウトもできる
・気になっているカフェ、会社からすこし離れていて全く未知数だけど穴場スポット発見かもしれない
となります。
ではそれぞれのケースについて最悪の結果を予測してみましょう。できるだけリアルに。
この場合は、午後の来客に影響があるかどうかが重要な問題になりそうですので視点で予測してみます。
いつもの定食屋の場合
会社から歩いて5分、古びた暖簾の向こうにはいつもの様にスーツ姿のサラリーマンでごった返してはいるものの
並ぶほどではない。いつもの750円のサバの味噌煮定食を注文しようと思った。作り置きなので大して時間もかからずすぐに出てく来ると期待したが、今日はあいにくサバが切れているとか。時々だがこういう事がある。じゃあ、800円のメンチカツにしょう。最近油ものを控えていたが、今日は特別だ。
揚げたては良かったが、いつもより少し時間がかかってしまった。会計を済ませて12:40分には店を出た。
来客の時間が気になったので、いつものコンビニでのデザートをカットして社に戻る。
12:50分には自席に戻って、来客の準備をして昼休みが開けるのを待つ事ができた。
ファストフードの場合
会社から3分、駅前のファストフードに向かう。予想外に学生と思しき客の列ができている。手早く済ませることを期待したが、仕方なくその列に並ぶことにする。
列は長いが、流石にファストフードすぐに順番はやってきた。期間限定バーガーのセットを注文した。
店内でゆっくり食べて行こうかとも思ったが、午後の来客が気になったのでテイクアウトをお願いする。
12:20分にはファストフードの紙袋を下げて自席に戻った。来客用の資料を準備しながらバーガーをぱくついた。・・・うっ、まずい。
期間限定のキャンペーンとはいえ随分と斜め上からの味付けだ・・・。それに、ドリンクは烏龍茶を頼んだのに何故かコーラが入っていた。店員さん、間違ったな。
とりあえず腹は満たせたが結局満足な昼食にならず、仕方なく午後の仕事を開始することになった。
気になっているカフェの場合
会社から徒歩10分弱、昼休みのベルと同時にダッシュで気になっているカフェに向かう。
道すがら、もしいい感じの店だったらお昼の選択肢も増えるし、今度彼女のデートで使えるかもしれないと想像を膨らませ早足で店に到着。
やばい、すでにOLたちの列が・・・。ここまでせっかく来たんだからと、渋々列に並ぶ。OLたちの列に、スーツ姿は一人だけ。
なんとも気まずい。店内で余裕でパスタか何かを食べるOLを横目に、空腹に耐えながら平静を装ってスマホで経済ニュースをチェック。
待ちに待ったが、12:30分過ぎても自分の前にまだ数組待ち。まずいぞ、ここで食べていたら午後の仕事に間に合わない。
社に戻る時間を考えるとすでにタイムリミット。カフェでの食事を諦めて、すごすごと撤収。途中のコンビニでサンドイッチとコーヒーを手早く買って自席に戻ったのが12:55。
急いでサンドイッチをコーヒーで流し込んで、無益な昼休みが終わった。
幸い来客には間に合ったが、午後の仕事にかるく影響しそうなダメージを負った。
という予想をしました。
途中で交通事故に会うとか食あたりになるとかあり得なくもないですが、リアルに考えるとまあ日常の昼休みといえばこの程度でしょう。
結果の最悪なものから消してゆく
各選択肢の最悪の結果をまとめてみましょう。
・いつもの定食屋の場合、食べたいサバが食べられなかった、コンビニデザートを諦めた
・ファストフードの場合、バーガーが口に合わなかった、オーダーミスがあった
・気になっているカフェの場合、結局のぞみの店では食べられなかった
となります。
さて決められないを断ち切るためには、選択肢を減らすことが一番です。
減らす選択肢は、最悪の結果となりそうなケースです。そう、要は消去法で選べばよいのです。
この中で最悪のケースは、午後の仕事に影響しそうなカフェの場合だと考えたとしましょう。この選択肢を消すのです。
そうすると、定食屋かファストフードとなります。午後の仕事に影響しないことを考えるとどちらでも良さそうです。
こうなったら、2択のうち好きな方を選べば良い。もしくは残った2択で、さらに消去法をやっても良いでしょう。
どうでしょうか、案外スッキリ決められそうな気がしませんか?
決断が遅いほど損が大きくなる
今回の事例は昼ごはんのことでしたのでこの程度で良かったのですが、もしこれが人生の岐路を決めるような決断だったらどうでしょうか。
同じ選択肢があったとして、今決断するのか1年後決断するのか?
もしいますでに間違った選択をし続けているとすれば、決断を遅らせることは損失を拡大することになりますね。
もし選択して決断した結果、その選択が間違えていたということもあるかもしれません。
しかし、それにしても早く決断した場合とズルズルと決断しきれなかった場合では、再度やり直す時間が残っているかどうか。
選択して決断きれないままあれこれ迷っているうちに、あなたは選択する時間すら失われ不本意にも間違いに気づいた道を行かざるをなくなるかもしれません。
生き方を選べる幸せな時代、あなたの周りの決められないさんをサポート
現代に生きる私達の周りには、何をするにも選択肢が溢れています。どんな選択も許される、幸せな時代に生きています。
しかしその選択肢の多さが迷いを生み、あなたやあなたの周りの人を不幸にしているとしたらなんとも皮肉なことです。
もし周りに決められずに困っている人がいたら、ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。
そして選択肢の多い現代のメリットを享受して、あなたのオリジナルの生き方を是非実現してください。