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複雑な問題をシンプルに考えるコツ
みなさん毎日、会社や学校や身の回り人間関係でとても難しい判断を迫られていませんか?
いろんなことが複雑に絡まって、何に手を打ったらいいかさっぱりわからないということがよくあるのではないでしょうか。
周りの先輩たちは、サクサクと問題を解決しているんだけど一体どうなってんの?
自分って頭悪いのかな?と自信を無くしそうにすらなりますね。
実は複雑な問題を解決するには、コツが有るのです。
あなたも、あることを心がけると複雑な問題もシンプルにすることができます。
分けて考えると見えてくる
結論から言うと、そのコツとは「分けて考えること」です。
つまり、何かの軸を使って問題を分解するのです。
そして、一つ一つを独立の問題として、扱いやすくい大きさにするのです。
さらには分けて考えることで、問題の根本的な原因が見つかったりします。
分けてみるってのはこういうこと ロジカルシンキング
すごく身近な例で考えて考えてみましょう。
例えば「お昼ごはんに何を食べるか?」という問題があったとしましょう。
この問題を分けて考えてみます。
今日は、あなたは外出先でお昼になりそうです。
そこでまず、一人で食べるのか誰か誘って食べるのかを分けます。
今日は、「一人」とします。
次に、どんなジャンルのもを食べるか分けてみます。
ご飯物、麺類、定食、ファストフード、その他5つに分けてみます。
この中では、麺類の気分だなと決めました。
分けて考えるときのコツですが、できるだけ漏れのないように考えるよう心がけます。
上記の例で「その他」というのは具体的には何も思いついていないのですが「漏れ」をなくすためとりあえず入れています。
次に、麺類のうち何がいいか分けます。
うどん、そば、パスタ、焼きそば、ラーメン、その他
ラーメンと決めたとします。
ではラーメンなら何系か・・・
といった具合です。
上記の例は昼ごはんくらいですから、それほど複雑でもありません。
まずは分けて考えるとはどういう事か、おわかりいただけたでしょうか。
分けて考えるには方向がある
実は分けて考えるというのは、大きく2つに「分け」られます。
それは「閉じる方向に分ける」のと「開く方向に分ける」の2つです。
「閉じる方向」に分ける
上記の昼ごはん問題は、閉じる方向に分けています。
情報や選択肢が多すぎて、思考が発散しそうな場合に使います。
「開く方向」に分ける
もう一つは開く方向に分けるです。
これは、問題解決のために情報を分析したり原因を探るための方向です。
あえて発散させる方向といってもいいでしょう。
例えばあなたのお店の売上を伸ばすには?という問題があったとしましょう。
売上=来店者数×客単価
という式で考えられますね。
つまり売上を来店者数と客単価に分けるのです。
ここでそれぞれを増やすための方策を考えるのです。
それぞれ方策を検討するときも分けて考えます。
来客者数を増やすための施策としてリアルとネットに分けてみましょう。
リアルの方ではチラシを撒く、タウン誌に広告を出す。
ネットの方ではWeb広告を出す、メールマガジンを発行する
という具合に発散させていきます。
また客単価の方は更に買い上げ数×単価と更に細かい要素に分けて
買い上げ数を増やすには?、単価を上げるには?という様にそれぞれの施策を更に分けて考え出すのです。
開いて考えるコツ
開いて分けるときのコツとしては
「開いて」から「掘る」ことです。
この順番が大切。
上記の例で言えば、チラシや広告というような具体的な策を出す前に
リアルとネットというように論理で分けられそうな要素に「開いて」から
それぞれの具体案を「掘る」のです。
そうすることで、思い込みによる抜け漏れを減らすことができます。
開くと閉じるのセット
ところで問題解決の方法を探るとき、どんどん開いていくと
考えが発散してしまって一体どれからをつけたらいいか迷いそうですよね。
そんなときは、「開いた」あとに「閉じて」いくことで対策を絞り込んでいきます。
似た者同士の意見をまとめてつまりこれってどういう意味?
と共通要素を探して一言で言ってみるのです。
この一言の中に問題の本質が隠れている場合があります。
論理的に分けること
先程は開いて考えるとき論理で分けてみると言いました
この論理で分けるってどういうことでしょう?いわゆるロジカルってやつですが
抜けやダブリのない要素に分けるということですがちょっととっつきにくいですよね。
そういうときは一般に使われるフレームワークに当てはめてみるとうまくいくことがあります。
例えば有名なところでは
事業環境を分析する3Cなんかがありますね
Customer(市場、顧客)
Competitor(競合)
Company(自社)
の3つの要素に分けてみる
自社の製品をどう売るかを考える4P
Product(製品)
Price(価格)
Place(流通)
Promotion(プロモーション)
の4つに分けて考える
こういうフレームワークは数限りなくありますので
個別の解説はまたの機会にします。
まとめ
ぜひとも分けて考えるを実践してみてください
ちょっと慣れが必要ですがぜひ身につけたいですね。
きっとあなたも複雑な問題をスパッと解決する頭良さげなビジネスマンになれるはず。
頑張りましょう。