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「もう後戻りできない」「損したかも!?、でもやめられない」をふっきれる シンプルな方法

12月 18, 2019

この記事を読んで少しだけ人生を変えるのに必要な時間は約 4 分です。

結構頑張ってきたけどこれって失敗しちゃってるかも?

仕事に限らず、家庭でもそれなりのお金や時間をかけたけど何か間違ってるかも?でももうあとには引けないな・・・と思えるようなことないでしょうか。
例えば、ネットで一目惚れして買ったジャケットが届いてみるとなんだか自分には似合わない。
結構な金額出したし、着ないと損かも、でも似合ってない・・・。
ダイエットするぞ!と気合を入れて買ったランニングマシン、。
だけど三日坊主、今では部屋のオブジェだけどいまだに捨てられない。
なんて経験は、私は一度や二度ではありません。
みなさんはどうでしょう?
仕事でも同じようなことがあるんでなないでしょうか。
これまで結構がんばってきた案件だけど成果が出ない、そろそろ損切りの時期かもとわかってるけどもうあとには引けない。
これとは逆に、それなりに成果が出ていた方法があったけどこの先を考えるとそろそろ方向転換しなきゃいけないと感じている。
それでも、愛着があってまだまだやれるようにも思えて方向転換できない。

人間はいつも合理的な判断ができるとは限りません

上記のように、失敗しているかもと思ってもこれまに投じた資金や労力が惜しくてなかなか損切できない状態のことを「コンコルド効果」と呼びます。
夢の超音速旅客機と言われたコンコルド、実はビジネスとしては大失敗でした。
にもかかわらず、それまでの投資額にこだわり損切りができなかった歴史的事例にちなんだ名前です。

執着しすぎると正しい判断ができなくなる

上記の例でもこれまでの投資した金銭や、時間や成功体験なんかに執着してしまいそれを手放すことができなくなっています。
こうなってくると、早く手を打たないと時間が経つほどにあなたが被る損害は取り返しのつかない大きさに成長してしまいます。
そして損害が大きくなるに連れ、ますます執着を手放すことができなくなるのです。
なんと恐ろしいことでしょうか。

そんな恐ろしい、コンコルド効果に陥りそうなときあなたに執着を手放す決断させるシンプルな方法があったら良いと思いませんか?
実は次の3つのステップを踏むことで、誰でもすんなりと執着を手放すことができます。

執着を手放すシンプルな3ステップ

では、そのステップをご紹介します。
①自分が何に執着しているかをはっきりさせる
②執着している結果どんな失敗になるか想像する
③もし執着を捨てたら失敗がどう変化するか想像して②と比較する
というたった3つのステップです。
なんだか拍子抜けするくらいシンプルですね。

早速やってみよう

あなたは、あるメーカーの製品開発担当者です。
これまで会社人生をかけて、心血を注いできた製品があったとしましょう。
あなたは、この製品開発と改善を通じてこれまで売上に相当貢献してきました。
製品自体は最近のトレンドから少し遅れている感もありますが、すでに知名度もあります。
改善を進めれば、まだまだライバル社の新製品にも引けを取らないと思っています。
そう信じる一方で、ライバル製品の攻勢は厳しく売上の伸びなやみは明らかでした。
さて、あなたはこの製品を今のまま改善し続けるべきでしょうか。
それとも他社のトレンドに追従して、まったく新しい製品を開発すべきでしょう。
いずれにせよ、かなかなか決心が付きません。

では、3ステップをやってみましょう。

①自分が何に執着しているのか、思いつくまま箇条書きにしてみます

・自分がこれまで投入してきた時間を無駄にしたくない
・自分にはまだまだ製品を改善できる技術があり、それを世に知らせたい
・自分の使い慣れた技術で製品開発を続けたい

②執着している結果、どんな最悪の失敗が起きるでしょうか

あなたが執着しているということは、本音を言えばあなた自身にメリットがあると感じていることだったりしませんか?
最悪の結果は、このメリットが逆の結果だったらどうかと考えてみましょう。
・自社製品が他社製品に駆逐されてしまい、結局これまでの時間は無駄になった
・トレンドが完全に移ってしまい、自社製品を改善よりしても売上につながらない
・結局自分の技術力は、古い時代のものになっていて使い物にならなくなった

③もし執着を捨てたらどうなるでしょうか?

執着していることですから、なかなか実際に手放すことを決断できないでしょう。
ですが、ちょっとだけ考えるだけ考えてみましょう。
・とりあえず、これまでのことはなかったことと考える
・世に知らしめるなんてやらなくても、自分の技術はなくならない
・ものになるかわからないが、新しい技術も興味本位で使ってみる
これまでに自分事を全否定する必要はなく、ちょっとだけ視点を入れ替えてみるという程度で軽く考えて見ましょう。
それまで、絶対にこのやり方以外ないしあとには引けないと思っていたことに、じつはいくつも道があったことが見えてきませんか?

コンコルド効果からの脱出

完全に執着を捨てる事ができれば、晴れて自由の身。
もし完全に執着を捨てる事ができなくても、ほんの少しでも執着が弱まれば十分です。
あなたは、コンコルド効果から脱出してどんな選択だってすることができるのです。

あなたもぜひ「後に引けない」となにかに執着していたら試してみてください

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Bun

Bun

悩める若手ビジネスパーソンの強い味方になります。 現在タイ駐在員で某上場企業の管理職です。 ちょっと先輩社員として皆さんの悩みにホンネで答えます。 サラリーマンとして年収1000を超えるまでにやってきたことを公開しています。

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