この記事を読んで少しだけ人生を変えるのに必要な時間は約 4 分です。
結婚資金のためにお金を貯めようと思っている
だけど一方でショッピングに使ったリボ払いも残っているから繰り上げ返済もしなきゃ。さてどっちからやるべきか?
結論:無謀な金利の借金は早く返そう
です。
社会人になって自立した生活をしている一方で、お金の使い方がルーズになってリボ払いに頼ってしまっていっる。だけど、直近の目標のために貯金もしなきゃ。
この記事は、そんなお悩みにお答えします。
この記事の要約
- 「お金が入ったら返す」ではずっと返せない
- リボ払いは大いに損する
- 借金を返すのは辛いが借金への警戒感が上がる
お金が入ったら借金を返すではなく借金を返すとお金が増える
借金を返そうとしているとき、「まとまったお金が貯まったら返そう、まあそのうちね」と考えてしまいますね。
でも、そう考えていてもついつい大きな買い物してはリボ払いにしまったり、月末の銀行残高を見てリボ払いに振り替えたりしてませんか?
もしあなたが借金もあるけど貯金もしなきゃならないなら、まず借金を返すことからはじめることをおすすめします。
すごく当たり前のように聞こえますが、実はこの順番が大事なんです。
ほんとは恐ろしいリボ払い
リボ払い、毎月定額の出費にできるから管理しやすいと考えてませんか?
気軽に始められて、なかなか終わらない。それがリボ払いです。
リボ払いは、毎月金利を支払うのはご存知だと思いますがその計算式は
金利手数料=利用残高✕金利✕利用日数÷365
残高に対して、毎月の日数相当分を金利手数料としてはらうという計算ですね。
この式中で一番重要なのは金利。なんとリボ払いの金利は通常15%なんです!
このマイナス金利の時代に、リボ払いは15%程度も金利を払っているのです。
金利手数料について理解しよう
では実際に、どのくらいの金利手数料を支払うか計算してみましょう。
例えば、10万円のリボルビング払いでショッピングをして、毎月5,000円ずつ返済するとしましょう。
毎月一定額の元金とそれに手数料(金利)を加えた額を支払う方式の場合、以下のようになります。
*実際は、借入日と支払日の関係で多少変動があります。
例えばこのシミュレーションでは、1回の買い物の支払いが2年も続くことになりますし、1万2千円以上も余計にはらうことになります。
なにより怖いのは、いくら使っても毎月定額しか支払わない安心感から、ついつい新しい買い物もリボ払いにしてしまうことです。
そうなると、残高はいっこうに減りません。あなたは、ずっと手数料を支払い続けることになります。
完済そして貯金もできた体験談
わたしがいまの妻と結婚しようと思った頃、給料もそんなに多くはありませんでした。が、何より日頃のルーズな金銭感覚のせいで借金の残高がたんまりありました。
オートローン、日常買い物のリボ払い、奨学金の返済、ひとり暮らしの独身貴族とはいえ毎月10万円ほどが借金の返済でした。いまかんがえると身の程知らずに恐ろしくなります。
カードで支払うものは一括で設定したものもありましたが、月末の銀行残高をみて慌ててリボの枠に振り返るなんて毎度のことでした。
それが、ある時からは借金をとにかく返そうと決意したのです。結婚を意識し始めたのがきっかけでした。
そして借金を返し終わったら、プロポーズすると決めたのです。
それからというもの、毎月まとまった金額が入ったらできるだけリボを増額して返済したり、ボーナスで奨学金を繰り上げ返済したり。オートローンをディーラーのローンから会社の提携している金利の安い銀行のローンに切り替えたりという努力を続けました。
もちろん仕事も頑張りましたから、良い査定も度々もらえました。当然プラス査定分も返済に充てます。
なんだかんだ完済まで2年ほどかかりました。ですが返し終わる頃には借金どころか、なんとか結婚資金として格好がつくくらいの金額がいつの間にか貯まっていました。
まとめ
借金を返すと新たな借金に警戒感が生まれます。身ぎれいになったんだから、もうあの生活には戻りたくないという感覚です。
企業経営の場合は、良い借金もあります。ですが個人の場合、消費のための借金が良い借金に当たることはほとんどありません。
今回のように結婚資金というような具体的な目標ができると、案外借金を返すことは苦になりません。
一度借金をリセットして、同時に生活も見直しましょう。
健闘を祈ります