この記事を読んで少しだけ人生を変えるのに必要な時間は約 6 分です。
なにかのアイデアを練るとき、自分の考えを整理したいときおすすめの方法はとにかく書き出すことです。
考えを次から次に書くと、表面的には思ってもいなかったことが自分の手を通じて出てくるものです。
今回は、そんなひとりブレストとも言えるアイデアの吐き出しでスキマ時間の生産性を飛躍的に向上させる方法をご紹介します。
iPad+手書きでデジタルひとりブレスト
今回ご紹介する方法は、「ひとりブレスト」です。それも今回は、紙とペンではなくタブレットを使うことをおすすめします。
特におすすめは、AppleのiPad proと第2世代のApple pencilです。
これに、ペーパーライクの保護フィルムを貼ったら準備は完璧です。
この組み合わせは、個人的には完全に紙の上位互換だと思っています。
Post-it®アプリは完全フリーのデジタル付箋紙
それからもう一つ欠かせないのが、3M社のPost-it®アプリです。
あの「ポストイット」の3M社純正アプリです。
超定番付箋紙の使用感をデジタルで完全再現していると言っていでしょう。
なぜデジタルひとりブレストなのか
さて、ブレストをなぜわざわざデジタルでやるのか疑問に思いますか?
わたしがデジタルブレストをすすめる理由は
- なにより、アイデア出しに集中できる
- スキマ時間でいつでもどこでもできる
- まとめたり組み替えたりがらくちん
- みんなでシェアするのもらくちん
だからです。
ひとりブレストのやり方
では早速、ひとりブレストのやり方をご紹介します。
とはいっても、「ひとりでやる」、「アプリを使う」ということ以外は普通のブレストとそれほど違いはありません。
基本的にやることは、あるテーマについてドンドンとPost-itにアイデアを書き出すということです。
ブレストのルール
ブレストが成功するにはコツ、ルールがあります
- 室より量を重視しする
- 批判、否定なし
- パクリ、乗っかりあり
- 出だしは馬鹿なアイデアを2,3個書いてみる
ということです。
とにかくアイデアを出しまくって、それらを相乗りしたり結合させたりするのです。
じっと熟考して一発で決めようとせず、数をこなして思いがけないアイデアをにたどり着く事ができる手法です。
Post-it®アプリを使ってみよう
では、アプリを使ってひとりブレストを始めましょう。
まずは、アプリを起動したら右下の「Create」をタップすると、まさしくポストイットといったシートが現れす
このシートは、手書きでもテキスト打ちもできます。

ペンは4色から選べる。ApplePencil第2世代ならペンをタップで消しゴム切り替えも
ボックスにドンドンアイデアを書き出す
ブレストでのアイデア出しに集中するためには、手書きがおすすめです。
それもスタイラスペンとペーパーライクフィルムの保護フィルムを使うことをおすすめします。
iPadならApple pencilの追従性とペーパーライクフィルムの心地よい抵抗感は、アイデア出しの邪魔にならないどころか快感すら覚えます。
ひとつアイデアを書いたら、画面上部中央の「Add+」をタップするとポストイットが一枚めくれるようなアクションのあと新しいシートが現れます。
あとは、次々にアイデアを出したり付け足したりしていきます。

Add+とAddはちょっと分かりづらいが「+」がシートめくり、Addがシートのグループに追加の意味
アイデアをまとめる
一通りのアイデア出しが終わったら、振り返りをやります。
画面右上の「Add」をタップすると、いまアイデアを書いたが一画面に並べられて現れます。このとき一つシートをドラッグして、少し遠くの方に持っていくともとの元のグループから分離して「GroupB」というのが作られ、元のグループにも「GroupA」という名前が振られます。
このようにしてシートを移動させて関連の有りそうなアイデアをまとめたり、関連アイデアの集まりに共通するひとつ上の抽象概念を考えます。このときGroupにその概念の名称をテキスト打ちで付けておくと便利です。

並べ替えやグループの分割、結合もドラッグ操作で簡単
スキマ時間でもひとりブレスト
ブレストって有効なのはわかるけど、リアルでのブレストはなかなか出来ないってことってよくありますよね。実際にやるのはちょっと大変です。
まとまった時間が必要だし、場所を押さえたり、紙を準備したり。やったあとは紙を片付けたり。もし時間切れで中断したら、再開するにも前回のアイデアを書いた紙を取っておく必要がありますし。とにかく面倒です。
ひとりブレストの良さのひとつに、いつでもどこでもできるということがあげれられます。ちょっとした待ち時間や、移動中でもさっとアプリを開いてブレストが出来ます。
中断するのも、再開するのもかんたんですからスキマ時間を使ってアイデア出しが出来ます。
応用編リアルPost-it®も取込めて大勢でのブレストでもまとめやすい
応用編になりますが、リアルでのブレストに呼ばれることもありますよね。このアプリには、リアルのポストイットを大量に使ってのブレストのときに時にとっても役に立つ機能があるんです。
実はこのアプリで、リアルのポストイットがスキャンして取り込めるんです。
やり方は簡単、初期画面の左下のカメラマークのついた「Capture」をタップするとスキャンモードが起動します。あとはカメラをポストイットに向けてシャッターを切れば、自動で切り出しまでやってくれます。
しかもOCR機能まで有効なので、後でのテキストもらくちんです。
まとめ
ブレストはそもそも、紙とペンさえあればすぐにできることがメリットです。だけどリアルでやるにはそれなりに準備も必要ですし、ちょっと面倒なのも事実です。それをデジタルに置き換えると、その敷居はぐっと下がります。
アイデアを広げる机は要りませんし、移動中でも休憩中のカフェでも一人でさっと始めてさっとしまえます。
iPadを使った一人デジタルブレストを是非試して、アイデアが生まれる瞬間を逃さないようにしてください。
Post-it®アプリには今回ご紹介した方法以外にも、いくつかシートの書き出し方法がありますので他のアプリへの貼り付けや他のメンバーへのシェアも簡単に行なえます。面倒なことはアプリに任せて、あなたはアイデアを実現することに時間を使いましょう。